素敵な血糖値 下げる

からだによいと話題になっているオリーブ油もよくないのかというと、オリーブ油に含まれるオレイン酸は単価不飽和脂肪酸と呼ばれ、リノール酸とは性質が異なります。
単価不飽和脂肪酸は血中コレステロールを下げ、善玉コレステロールに関してはそれほど下げないので、これは問題はないと考えられます。 ただ、数年後にはまた話が変わることもあるので、とりあえず植物油は多すぎず少なすぎず、具体的には一日に大さじI〜二杯をめやすにとることをおすすめします。
バターとマーガリンでは、どちらがからだによいのでしょうか。 バターもマーガリンも、約八〇パ−セントが脂肪という点では同じですが、脂肪のタイプがちがいます。
バターは牛乳からとった脂肪を固めてつくったもので、肉の脂と同じく、コレステロールを含んでいるほか、コレステロールの合成を促進する飽和脂肪酸が多く含まれています。 一方、マーガリンはコーン油マーガリンのように植物油からできており、コレステロールは含まれていません。
しかし先に述べたリノール酸が含まれているので、ある程度のコレステロール低下作用が期待されますが、とりすぎればからだに悪いのはバターといっしょです。 したがって、医師からバターの代わりにマーガリンをとるように指導されている人、または日頃から肉など動物性食品の摂取が多い人以外は、バターでもマーガリンでも自分の好みに合うほうを選んでかまわないと思います。
ただ、どちらを使うにしろ、パンにベッタリの厚塗りは避け、薄く伸ばすようにしてください。 焼いたパンにのせるとすぐに溶けてしまって、どれだけ塗ったかわからなくなるので、あらかじめバターナイフに小さじ二分の一杯ぐらいとって、それだけを塗るようにしましょう。
お茶やジュースを飲んでいても、水を飲まなくてはいけませんか。 人体を構成している物質のなかで、いちばん多いのは水であるということをご存じですか?極度な脂肪太りの人は例外として、普通、成人男性は体重の約六〇パーセント、女性は約五五パーセントが水なのです。

だからといって、「えっ、じゃあ汗をジャンジャンかいて、水を飲まなければ、この体重が減るのね」などとは、くれぐれも思わないように。 ヒトをはじめとした生物は、体内に水分がないと生きていけません。
体脂肪のほとんど全部を失ってもヒトは生きていられますが、水分は体重の1〇分の一が失われただけで死んでしまうのです。 これは水が単なる液体ではなく、体内でさまざまな重要な働きを握っているからです。
そのひとつは、血液の主要な成分として、全身の細胞や組織に栄養を運んだり、老廃物を体外に排泄するという働きです。 また水分は、発汗することで体温を調節するという働きも担っています。
さらに体内の物質代謝(からだに必要な物質をエネルギーに変えたり、不必要な老廃物を排泄する過程)をスムーズにする酵素が働きやすいように、体液の酸性とアルカリ性のバランスを調整するなど、体内の環境を整える働きもあります。 これらの働きは、生命活動を維持するうえでどれひとつ欠かせないものなのです。
体内の水分は、汗や尿などで一日に約二・〇〜二・五リットルが失われているので、私たちは毎日水分を外から補給することが必要です。 ただ、健康な人の場合、水の摂取量が減ると、腎臓が尿を濃縮して水を節約するほか、食事からも水分を得ているので、これらのぶんを差し引くと、一日に約三〇〇〜五〇〇ミリリットルの水を飲めば、喪失分を補えることになります。
しかし、これは正常な場合であって、温度が高かったり激しい運動をしたり、また下痢などをおこしたりすると、喪失量はさらに1リットル以上を超えることもあるので、それに応じて水分摂取量を増やすことが必要です。 そこで質問の答えですが、正常な場合であれば、お茶やコーヒー、紅茶、ジュースを飲んでいれば、一日に必要な水分は補えます。
しかしコーヒーや紅茶にはカフェインが、ジュースや清涼飲料には糖分が多く含まれているため、飲みすぎると害になります。 緑茶は「飲む野菜」ともいわれ、ビタミンCやカリウムやカルシウムといったミネラルを豊富に含んでいるうえに、カテキンという抗酸化物質も含んでいるので、飲み物としてはおすすめです。
したがって、日常の水分補給はお茶やコーヒーなどからでもかまいませんが、夏場やスポーツなどで汗を大量にかいて、水分をたくさん補給する必要があるときは、やはり水を飲むようにしてください。 水はやはりミネラルウォーターがよいのですか。

最近、国内だけでなく世界各地のミネラルウォーターが手軽に手に入るようになり、水はミネラルウォーターしか飲まないという人も増えているようです。 欧米人のように小型のペットボトルをもち歩いている若者もよくみかけ、いまやミネラルウォーターはひとつのファッションと化している気がします。
もちろん水分を補給するのはからだにとってよいことなので、この流行を非難するつもりはありません。 しかし、それが水道の水よりも純粋ですぐれていると信じて、高いお金を払っているのなら、もったいないからやめておきなさい、というのが正直なところです。
ミネラルウォーターは、水に含まれるミネラル、具体的にはマグネシウムとカルシウムの量によって、大きく軟水と硬水の二種類に分けられています。 ミネラルが少ないものは軟水、多いと硬水とよばれます。
ヨーロッパのミネラルウォーターは硬水が多いのですが、日本のミネラルウォーターはほとんどが軟水です。 そして、日本の水道水もまた軟水です。
つまり水道水にだって、同じようにミネラルは含まれているのです。 また外国産の硬水にしても、ミネラルの含有量が軟水より少し多めに含まれているにすぎないのです。
水道水はカルキ臭くておいしくないといわれていますが、この問題もちょっとした工夫で解決できます。 水を汲んでひと晩置いておけば、その間にカルキ臭はほとんど抜けます。
それでも気になるという人は、一分以上沸騰させれば、おいしく飲むことができます。 食塩とナトリウムは同じものなのですか。
健康関連の本をみると、「食塩のとりすぎは高血圧を招く」と書いてある本もあれば、「ナトリウムをとりすぎると高血圧になる」と書いてある本もあります。 いずれも正しいことをいっているのですが、食塩=ナトリウムではありません。
どうもこうした本などをみて、二つがごちゃ混ぜになってしまい、ナトリウムとは食塩のことだと思っている人は意外と多いようです。 そもそもナトリウムというのは、カルシウムやリンと同じく、ミネラルの一種です。

そして食塩は、ナトリウムと塩素という二つのミネラルの化合物です。 つまりナトリウムは、食塩の構成成分なのです。
食塩をとりすぎると高血圧を招くといわれているのは、食塩のとりすぎで、その主成分であるナトリウムが体内に増えてしまうからです。 血液中にナトリウムが増えると、血管を構成している平滑筋のナトリウムが増大し、それが細胞内のカルシウムイオンを増やし、平滑筋の収縮を高めて、血圧が上昇するのです。
なぜ高血圧がいけないのかといえば、高血圧は動脈硬化の危険因子となり、動脈硬化は脳梗塞や心筋梗塞、腎臓病の誘因となるからです。 また食塩のとりすぎが招くのは、高血圧ばかりではありません。

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